ホームページやブログにアップする写真の加工は、Google提供の無料ソフト
Picasaを使っている。これがとても使いやすいアプリケーションであることは以前にも説明した。
ただ、文字を入れたり図形を書き込んだりして、ホームページ全体のデザインにかかわるような画像を作ろうと思うとこれでは不足で、ドロー系のソフトが必要になる。
よいものを持っていないので、私は
PowerPoint2003で代用している。プレゼンテーション作成で慣れているので使いやすいし。
普通にスライドを作るようにして、「別名で保存」で
PNGファイルなどをかきだせばよい。
ただ、その時
問題になるのが、画像の大きさだ。
ホームページで使う画像は、ピクセル単位で大きさを指定することが望ましい。もちろん、大きな画像を縮小して張り付けるようなこともできるのだが、ピタリというわけにもいかないし、中途半端な倍率だと画質が落ちてしまうこともある。
ところが、PowerPointでは、少なくとも私の使っている2003では、スライドの大きさは「ページ設定」のメニューから
、cm単位で指定するので、ピクセル単位で指定することができないようだ。(2007がどうかは、調べてません。)この件については、オンラインヘルプやネット検索で調べたが満足いく回答は得られなかった。
そこで、自分で調べてみることにする。
まず、
デフォルトのスライドの大きさを調べると、
25.4cm(横)×19.05cm(縦)という中途半端な値になっている。このスライドからPNGファイルをかきだすと、なんと
960ピクセル×720ピクセルという、きりのよい大きさの画像が得られた。なるほど、そういうことか。
ここから、
1ピクセルあたりの長さ(cm)を計算すると、
0.026458333333・・・cm/px
という値がでてきた。
あとは、これに作りたい大きさ(ピクセル)を掛け算して得られた値(cm)で、ページ設定すれば望む大きさの画像を生成するスライドのテンプレートができあがり。ただし上の値はぴったりではないらしく、これで計算して四捨五入した値では1ピクセルほど誤差が生じることがあり、微調整が必要だ。
例えば、ブログやホームページの記事スペースいっぱいになる画像というのは、幅が480ピクセルくらいなので、480×360ピクセルの画像が便利である。以下の画像はそうして、作った画像を等倍で表示したもの。
他にも、きりのよいサイズをアップしておく。上段のcmでページ設定すれば、下段のピクセル大画像が得られます。
残念ながら、PowerPointで作れる画像の最小は、一番下の96×96だ。
ホームページやブログのサイドスペースに入れる画像は、はば180pxくらいがちょうどよいので、これに合わせた180×60なんていう細長いバナーを作ろうと思ってもできない。
この場合には、360×120などきりのよい倍率の画像を作って縮小表示とするのがよいのかな。
ここでいったんブログの記事は終わっていたのだが、できた記事の画像を見てみると、フォントのぎざぎざが見えてなめらかでない。もしかしたら、大きな画像を縮小表示した方がきれいなのか。
ただ、その場合には縮小率の問題がある。
このブログでは、画像の大きさは「小」、「中」、「大」、「特大」、「元のサイズ」の中から選べる。
「元の大きさ」以外は、最終的に表示される大きさが一定なので、縮小率は一定しない。
960×720の画像を480×360で表示できればよいのだが、それはならなかった。
ためしに、960×720と320×240を同じ「大」で表示して並べてみる。
当然ですが、大きな画像を縮小した方が、フォントは滑らかに表示されますね。